ツクリバ―「つくる」ためのヒントを―

“面白い”をつくれるようにする。創作者にとってネックになる要素をなくし、異なるジャンル同士をつなげるために活動しています!

また、みんなで遊ぶゲームが恋しくなってこない?

 この画像に注目していただきたい!

 

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  ここ10年間でのゲーム市場規模の推移を示したグラフです。

  アプリゲームなどの台頭によって家庭用ハード、ソフトが減少しているのがわかります。

 

f:id:tsukuriba:20161015044331p:plain(集計期間: 2016年10月3日~2016年10月9日)

 

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 ファミ通.comの今週のゲームタイトル販売本数ランキングをまとめたものですが、

 据え置き機ではPS3、4がほとんど、小型機では3DSのタイトルが並ぶばかりになっています。

 

 これらから、筆者がなにを言いたいのかというと……

いま、人気のあるほぼすべてのタイトルが、

“ひとり”でのプレイを前提に置いているのではないか?

 ということなのです。

 対戦格闘やFPS、TPSなど、複数人プレイを想定したゲームはありますし、アプリゲームでも、対戦やギルドなどの協力プレイができるものは確かにあるのです。

 

 しかし、ふと思うと

ゲームはグラフィックの進化やボリュームの向上もあいまって、

ひとりでじっくりとやるものになってきているようにも思います。

 

 筆者が子供の頃(2000年代初め)は、据え置き機といえばみんなで集まってわいわい盛り上がるためのものでした。ハードを持っている友達の家にコントローラとソフトを持ってつどい、日が暮れるまで遊び倒したのはいい思い出です。

 

 ひとりで、じっくりとやりこむゲームももちろん楽しいのですが、

 たまには、みんなでわいわい盛り上がるゲームもやりたいな……

 

 そんなノスタルジーに駆られたユーザーたちにおすすめしたいゲームがあります。

 “ゲーム”と称しながら、上記のようなゲームたちとは違う道を歩む存在……

それは……

       ボードゲーム

                                 です!!

 

www.redbull.com

 1か月ほど前に、REDBULL.jpのゲーム記事の欄にふらっと掲載された記事なのですが、

 いつもはビデオゲームに関する記事が多くあげられるREDBULL.jpで、この記事はなかなかに目立っていました。

 この記事では、記者が彼のもとに集まってくる友人と楽しく遊べる手段としてボードゲームと出会い、ハマっていく様が書かれている。

 ボードゲームには大人数はもとより、2人からでも楽しめるゲームもあり、

集まったみんなが楽しむためににどのゲームを選ぶか、という楽しみもあるのです。

 まあ、そのぶん記事にもある通り、「集まるメンバーとの時間調整、場所の確保など、ゲームを始めるまでが何かと手間がかかる」という難点もあります。ですが、「この手間すらもボードゲームの楽しさだ」としています。

 ゲームを選ぶところから、すでにボードゲームは始まっているのかもしれません。

 

 

www.4gamer.net

 こんな記事もありました。

 この記事では、おおよそボードゲームをやりそうにない「いまどき女子」たち(詳しくは上記の記事からどうぞ)が“ボドゲ女子会”と称してボードゲームを楽しむ様子がレポートされています。

 ボードゲームビデオゲームに求められがちな操作技術が求められることがないので、初心者や女性でも気軽に楽しむことができます。

 記事内にもある通り、お酒やお菓子を片手にボードゲームを楽しむイベントを友人と企画してみてもおもしろそうです。

 普段は冴えなくても、ボードゲームとなると目の色が変わる…なんて男性はポイントが高いのではないでしょうか。 

 

 ボードゲームを紹介しているサイトはとても多いので、ちらっと覗いてみては。

matome.naver.jp

 

 とはいえ「やってみたい…けど、おもしろいゲームがどれかわからないし、そんなにたくさん買うほど余裕がないよ……」なんて方もいるはず。

 そんなユーザーのための場所も紹介したいと思います。

asobicafe.com

 この「アソビCafe」は、カフェとしてドリンクとフードを楽しみながら、お店に置いてあるボードゲームが遊び放題なスペースなのです。

 いきなりゲームを購入するのに尻込みしてしまっても、試しにここに訪れておもしろそうなゲームを遊んでみるのもありですね。なにより、ひとりで行っても大丈夫ですから心強い。

 

 

 まとめにはいりますが、

 ビデオゲームボードゲームでは、求められているものが変わってきます。

 同じような構造をしていても、それぞれに表されるかたちも印象も違ってくると思います。

  

 例:アドベンチャーゲームのタイトルである「ダンガンロンパ」の世界観やゲームシステムを踏襲したアナログゲームがリリースされています。

www.4gamer.net

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼 特設サイト[ALGERNON PRODUCT]

 ※それぞれのゲームのリンクを貼っておきます。

 

 ひとりでじっくり遊ぶには、ビデオゲームの方がよいですがその世界観を共有しながらみんなで楽しむ、といったビデオゲームではできない楽しみ方もできるのがボードゲームの魅力といえるでしょう。

 

 

「みんなで、ボードゲームやらない?」

 友人と集まるためのきっかけとして、活用してみてはどうでしょうか。

 この記事を読んでいただけた方のゲームライフのなかに、新たな選択肢を増やすことができたらうれしいです。

 

 

 

 筆者も、若輩ながらボードゲーム制作をしています。なにかの機会に紹介できたらと思います。

 ちなみに、筆者のおすすめは「Family Business」です。

ysgame.shop-pro.jp

 禁酒法時代のアメリカを舞台に、ギャングたちの抗争を生き抜くゲームとなっているのですが、

 友人らと遊んだ際、ゲームを楽しみながら、プレイヤー支配下のギャングたちそれぞれに  「こいつはボスだから殺さないで!」とか「こいつとこいつは仲悪いからww」といった設定を 勝手につけて盛り上がりました(笑)

 用意された遊び方にプラスして自分たちの楽しみ方を取り入れられるのもボードゲームの魅力 ですよね。